横浜F・マリノスを応援しつつ、戦術的にいろいろ考えてみましょうという視点でスタートした本ブログです。記念すべき第一回は開幕戦スタメン予想!!とは言っても、キャンプも始まったばかりで開幕までまだまだ時間があります。信憑性は0に近いのであしからず・・・笑
それを踏まえてJ1第1節、川崎フロンターレ戦のスタメン予想はこちらです。
<開幕戦の予想スタメン>

キャンプでは3バックに挑戦をしているようですが、ファーストチョイスはやはり4バックではないかと。オプションとして3バックを併用できるようになるとチームとして凄みが増しそうですね。
<大ブレイク間近!!>
注目はボランチの一角に渡辺選手(26)!!
(もちろん、扇原選手(6)の一気に展開を変えるロングフィードや和田選手(33)の間で受けてはたく遠藤保仁選手のようなプレーも大好きです)
昨シーズン終盤のプレーを見ても渡辺選手の大ブレイクも今シーズンはあるのではないかと考えます。
間で受けることができる、ボールを運ぶこともできる、何よりもパンチのあるミドルシュートを持っているのがチームとして大きいかなと。
少しのスペースを見つけたらその間をドリブルで駆け上がっていく、ポジションは違えどインサイドハーフをやるときのベルナルドシウバ選手のような仕事を攻撃で担ってくれたらと考えています。
喜田・扇原両選手のコンビだと、どうしてもお二人の特徴からすると、中央の攻略が難しい。いずれもビルドアップ時に後方にポジショニングを取ることで生きる選手だと思うのです。
喜田選手の時折見せるトラップスルーを駆使したプレーは相手守備ブロックの外が向いていますし、扇原選手のロングフィードも蹴る前にスペースが必要で後方から展開を一気に変えることで大きく生かされるでしょう。
一方で、両選手とも前線へのフリーランは面白いのですが、喜田選手は前線でプレーに絡むとなると相手のバイタルエリアでボールを受けてもバックパスで作り直してしまうことがある、扇原選手は間で受けるポジショニングではなくボールホルダーに寄ってきてしまうことがありそのために他の場所で人が足りない・・・こういった傾向が少し見られるので、よりリスクを背負いにいける選手がボランチの一角には欲しいところ。
作り直して安定してボールを保持することも、ボールを受けに来て触りながらリズムを作ることも、ボランチにとっては大切なことなのでそれ自体を否定するものではなく、あくまでもチームの構造として”喜田選手or扇原選手”&”渡辺選手or和田選手”という組み合わせが良さそうということですね。
喜田選手&扇原選手の共存がより生きるとすれば中央攻略の重要度が低いかどうか、つまりエウベル選手(7)が質的優位で対面の相手を殴れる選手であるかどうかにかかっています。
エウベル選手がマテウス・遠藤両選手のようなこともできるアタッカーであるならば、守備での安定感が光る喜田&扇原両選手のコンビも面白いですね。そして、相手によっては本職でない高野選手(16)のウイング起用でも十分質的優位は作れるかもしれません。
(中央攻略の優先度を下げる場合、守備時5-3-2の相手にどう対応するかという課題は懸案事項として残りますが、反町監督の率いた2019年の松本山雅のようなガチガチの5バックは今シーズンのJ1に無いと信じて、一旦忘れておきましょう笑)
<真の点取り屋へ>
最前線に関しては、レオ・セアラ選手(9)がなかなか合流できない以上は、必然的にオナイウ選手(45)になるでしょう。あれだけ人員過多だったポジションなのに、一気にいなくなってしまいました。チームとしてエリキ選手の移籍は誤算だったかと思いますが、オナイウ選手はこの状況をチャンスだと捉えているはずです。
オナイウ選手は本来は背負ってではなく前向きにプレーすることが好きな選手であるように見受けられるので、エジガル選手や(日本人だと)大迫選手ほどのポストプレーを求めるのは少々酷かなと。良し悪しではなく本来のプレースタイルの違いとして。
そんな中でも、ポストプレーにもだんだんと安定感が出てきていますし、大島コーチの就任でポストプレーに更に磨きがかかるかもしれませんしね。もっとも、昨シーズンのレッズ戦(ホーム)のオナイウ選手のプレーを見るに、マルコス選手(10)とオナイウ選手を逆にしても面白いのではないかと思いますが、マルコス選手もボールを触ってリズムを作る選手であるがゆえ、実現可能性はあまり高くないでしょう。
<MVP再び>
右のウイングには仲川選手(23)です。水沼選手(18)も出たら得点に高確率で絡むので、ベンチにするにはもったいないほどですがここはやはり仲川選手が最有力でしょう。
昨シーズンは度重なる怪我に苦しみましたが、コンディションが安定すれば凄みのある選手であるのはACLで証明済み。プレースタイルについては言うまでもないですよね。攻守両面で圧倒し、マリノスへの感謝や愛情をプレーで体現してくれる選手です。
<熾烈な守護神争い>
ゴールキーパーは高丘選手(1)を推します。昨シーズンの加入後、なかなか勝利に恵まれない高丘選手ですが、キーパーにとってノーチャンスの失点が多く、キックの精度も惚れ惚れするほどです。
失点が重なるということはコーチングを含めて何か問題があったのかもしれませんが、これはピッチにいない自分にとっては想像の域を出ない話です。
個人的には運が悪かっただけなのかなと。今シーズンはマリノスの選手として必勝祈願に行くことになるので、きっと大丈夫!笑
オビ選手(31)はサイズを生かした安定感あるハイボール処理と精度高く強いキックができるのは魅力ですし、梶川選手(21)もこのままレギュラーを奪われるつもりもないはずです。誰がマリノスのゴールマウスを守るのかというのも楽しみです。
<名実ともに日本を代表するクラブへ>
すべての選手に触れたいのですが、長くなるのでこのあたりで。
スタメン予想で触れなかったポジションにも好選手が揃っています。このスタメン予想を裏切ってくれる選手も必ず出てくることでしょう。
ACLが無い中で、こんなに能力の高い選手たちを保有していて良いのかなというくらい素晴らしい選手層です。1つのポジションに2人以上ライバルがいる体制は応援していても楽しい。
小倉勉SDはじめ強化部のみなさん、いつもありがとうございます。
営業や広報等も素晴らしいですよね。数多くのスポンサーを獲得し、数年前よりスタジアムのキッチンカーも充実、「THE DAY」という良質コンテンツは他クラブのサポーターにも観られているほどです。
選手たちのサッカーに対する意識、監督を筆頭にスタッフの掲げる理想、チーム運営のレベル、そのすべてが高水準、本当に凄いチームだなと日々感じます。
横浜F・マリノスというクラブを今年も応援できること、そしてボスのサッカーを見られることに感謝!
J1開幕まで少しだけ退屈ですね。でも、だからこそいろいろと思いを巡らせる楽しい時期でもあるのかもしれません。
みなさん、このご時世ですのでどうかご自愛しつつ、開幕戦を首を長くして待ちましょう。
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